久しぶりに町内会を開催
ボクは天国に籍を移した後も、オヤジと一緒に同じ家に住み続けているものだから、隣組のみんなともめったに会うことはありませんでした。ところが、お母さんに線香をあげようと思って帰ってきたという「ゴゴちゃん」にあって、当時の話で盛り上がり、今度、元町内会のメンバーと一堂に会して情報交換しようということになった。ゴゴちゃんが言うには、地球全体が新型コロナに汚染され、大変なことになっていると聞いて、面倒を見てくれたお兄ちゃんやお姉ちゃんの様子を見ながら、お母ちゃんのお墓参りもしたいと思い、やってきたのだという。ゴゴちゃんはボクと会ったとき、挨拶もそこそこにコロナのことを色々と聞いてきた。そして、他のみんなも心配しているので、忘年会という名目で、みんなで集まろうという話になった。天国はときの流れが地球の何百倍もゆったりしているので、みんな時間には余裕があるためか、すんなり快諾を得ることができました。今回のメンバーは、発起人(犬)のゴゴちゃんとボク(ムサシ)それに海(カイ)君、コロ君、ブライアン君、レオ君です。
いざ、会を開くとなると、誰に案内を出すかが結構難しい。そこで、ボクの相棒であるオヤジに相談してみたのですが、人間の世界の方がはるかに難しいので、敢えて町内会にこだわらず、「町のコロナ問題解決をめざす会」とでも名前をつけて、できるだけ多くのワンちゃんを集めた方が参加しやすいのではないか! というアドバイスをもらった。そこで、上記のメンバー全員を発起人(犬)とすることにしました。というのは、レオ君の消息だけが未だに解らず、彼が悲しい余生を送ったのではないかとオヤジとお母ちゃんが気にかけていたため、参加者があまり少ないと、レオ君が却って悲しい思いをするのではないかというのです。でも、他のメンバーだって、それぞれの家庭の事情というものがあり、思うに任せないこともあったはずなので、喜びや悲しみをみんなで語り合うのも意義のあるのではないかと思い直し、今回はまず、 このメンバーでやってみようということになり改めて決めました。ボクとゴゴちゃんが手分けして連絡したところ、全員から是非参加したいとの返事をもらい、昨日(11月29日)からはじまり、つい先ほど終了しました。
オヤジたちが心配していたレオ君も思いのほか元気で、オヤジと散歩した時のことを昨日のことのように話していました。当然、この世で暮らしていた時のことを思い出すと、悲しいこともありますが、他のワンちゃんがどんな暮らしをしていたか分からないので、自分だけが特別ひどい生活を送っていたとは思わないといっていました。それが本音であるかどうかはわかりませんが、そんな勘繰りをする気分ではなく、話しは大いに盛り上がり、とにかく、お世話になった人たちの役に立つことをしたい。そんな気持ちを熱く語り合い、気が付けば白々と夜が明けてきたというわけです。今のところ、具体的なアイディアは出ていませんが、とにかく楽しかったです。そして、今回の会合でわかったことは、参加したワンちゃんだけでなく、他のワンちゃんたちも生まれてきてよかったと思っているということです。議長を務めたボクから、そうしたみんなの思いを、このブログを通して人間社会に伝えたいと思います。また、レオ君は近々生まれ変わり、わが家のお母ちゃんと同じぐらい動物好きの家庭に引き取られる予定だということも申し添えます。