竈が結ぶご縁
竈といえば、何といっても近頃話題のアニメ「鬼滅の刃」が思い浮かびますよね。「竈」という字は、言わずと知れたこの物語の主人公である「竈門炭治郎」の名前であることが、「竈」という字が使われている神社などが神霊スポットとして人気を集めているようです。その中でも、福岡県太宰府市にある宝満宮竈門神社が、この物語のルーツであるとして多くの人が参拝に訪れているとのこと。ここは、学問の神様で知られる太宰府の鬼門(東北)の位置にあり、鳥海山・富士山に続き全国3例目の国史跡に指定された宝満山に鎮座する神社で、1350年を超える歴史を誇る古社だそうです。ここはまた、修験者の修業の地で、その時に切る緑の市松模様が炭治郎のいでたちと似ていること、物語の鬼退治の雰囲気がそっくりだということから「鬼滅の刃」所縁の地ということになったようです。おかげさまで、当塩釜市の守護神であります「鹽竈神社」もまた、「竈のご縁」で参拝者が増えているとのことですから、炭次郎さんにお礼の一言も言わないわけにはいきません。
ちなみに、竈門神社は、古来より「縁結び」「方除け」「厄除」の神様として信仰されているとのことですが、私たちの地元にある鹽竈神社は、「運気アップ」「悪縁との断ち切り」「海上安全」「大漁満足」「武運長久」「国家安泰」「安産守護」「延命長寿」「交通安全」商売や営業の成功」と多彩なご利益があります。もしかすると、炭治郎さんも、こっそり鹽竈神社にもお詣に来ていたかもしれませんね。いずれにしても、これをご縁に九州の皆さんと私たち東北人の交流が今後活発なることを期待したいものです。いやすでに、東日本大震災の時には、九州地方からもたくさんのお見舞いや、ご支援を頂いておりました。本日、このブログで最初にあのときの御礼を申し上げるべきところ、「鬼滅の刃」の話に一人で盛り上がってしまい後になってしまいました。お詫び申し上げます。宝満宮竈門神社と鹽竈神社が何らかの縁でつながっているとすれば、当店もそのまたいとこぐらいの縁があるように感じています。
といいますのは、大震災後の2013年4月に当店では、「笹竈ざ・ぷれみあむ」という新商品を開発し、販売を始めましたところ、全国のお客様から大変ご好評をいただき復興のための大きな助けとなりました。竈という字をネーミングに用いたのは、「竈」とは、「かま」の他に「かまど」「へっつい」とも読み、ご飯を炊くときなどの道具であることから、同じ竈の飯を食うなどというように、「味方」や「仲間」という意味があり、鬼滅の刃で、竈門炭治郎の「鬼となった妹を人間に戻すことと家族の仇ちのため、鬼狩りの組織である鬼殺隊に入る。嗅覚に長けており、鬼や相手の急所などの匂いを嗅ぎ分けることができる」というキャラクターと重なるところがあると感じています。「笹竈ざ・ぷれみあむ」という商品は、今は販売を休止しておりますが、代わりに厚焼きの美味しい笹かまぼこを取り揃えました。そして、この度ネット注文限定ではありますが、「すゞき物産セレクト」という企画商品を開発し、よりリーズナブルな価格で商品をご提供させていただけることとなりました。
その第一弾として、宮城のご家庭ではお馴染みの笹かまぼこを販売開始いたしました。大変お買得になっております。今のところ、送料を極力抑えたいと考え、地域限定とさせていただいております。是非ホームページよりご注文下さい。