秋保ドリアと薪火珈琲 Cafe HACHI
日本人の舌に合う洋食を。1979年名取市郊外で創業した「HACHI」は、ハンバーグからナポリタン、ドリアまであらゆる洋風メニューをそろえる店です。宮城県に住む者にとっては言わずと知れたハンバーグの名店であり、ハイカラな"ニッポンの洋食"と、馴染み深い味にほっとする時間を提供してくれる空間でもある。秋保里センター内に「cafe HACHI」がオープンしたのは6年前の夏。縁がありましてね、と二代目代表の角田秀晴さんが当時を振り返る。
「せっかくだから秋保でしか食べられないHACHIにしようって。秋保産の野菜を中心に、地元の農家さんが奨めてくれる食材を使ったメニューを考えたんです」。そうして生まれたのが味噌仕立ての名物メニュー「野菜ゴロゴロハンバーグのせ秋保ドリア」。仙台味噌を練り込んだベシャメルソースと、大きくカットされた野菜の甘みが絶妙なバランスを生む。秋保温泉の湯で茹でた半熟卵を落とせば、今度はマイルドで優しい印象の味に。変化が楽しめるドリアは、きっと子供も大人も笑顔に変えてくれるだろう。
お腹を満たしたら、豪快かつ神聖な秋保の名勝・磊々峡へ。店のすぐ裏手にある遊歩道を下りていくと、木洩れ日に包まれた奇観に出会う。水が岩にぶつかりながら流れていく様は、どれほど見ていても飽きないから不思議。今年は、残念ながら、8月現在イベント実施は終了しているが、秋の紅葉シーズンや冬には、里センター付近でライトアップが予定されているので、お楽しみに! ひんやりと全身を包み込む清涼感、秋保でしか味わえない特別な一品を味わうひととき。この夏のドライブにいかがでしょうか。