ADEMAIN(アドゥマン)
七北公園に続く街路樹の緑がまぶしい道沿いに、この6月に6周年を迎えたパン屋ADEMAIN(アドゥマン)がある。朝昼夜、毎日の生活折々にぴったりのパンを焼いており、店頭には1日70種類のパンが並ぶ。お昼近くにはボリュームたっぷりのサンドイッチと、産地にぴったりの調理パンが続々出来上がる。さっくりした生地にフィリングの卵の優しさがきわだつキッシュは、ほうれん草とベーコン、サーモンとアボカドなどおなじみの具材が美味しさをアップ。
トマトのデニッシユはさくさくの食感がトマトのジューシーさを引き立てている。上質なパン生地と具材が最後の一口まで美味しさを運んでくれるように組み合わせを選んでいるという。「フランス風、イタリア風という括りではなく、自分たちが美味しいと思うパンを、できるだけ宮城県産の野菜や果物を組み合わせて作っています」と吉武亜希子さん。オーナーでもあるパン職人の吉武真二さんの奥さんだ。
フィリングもほとんど手作りするパンは、「作品」だという。新作も月2種類は登場する。季節に合わせた「作品」は3ヵ月で入れ替わる。サンドイッチは品切れになっても、パンさえ残っていればすぐにお作りできますよ」とのこと。ここはぜひ、風邪の爽やかなテラス席で味わってみたい。開店当初はオーナーご夫妻とお手伝いの方と3人だけだったが、今や多くの若いスタッフの活気が店を盛り上げ、お洒落で、親しみやすい店に成長している。