大崎の文化・歴史
大崎の文化・歴史を探訪するなら、「大崎市三本木ふるさと研修センター 古墳資料展示室」でしょう。ここでは、古墳時代を体感しながら学ぶことができます。7世紀頃から9世紀頃まで使用されたものと考えられている、日本最北域の装飾横穴墓群。横穴墓とは、古墳のような墳丘を持たずに、山の斜面に横から掘り込まれた墓のこと。展示室には古墳の模型や出土品を展示公開してする。また、「三本木亜炭記念館」では、かつて日本一の「三本木亜炭」として栄えた歴史を後世に伝えるための資料館があります。ここの館内には日本一大きい亜炭柱や、坑内の再現模型が展示されています。入口にある亜炭運搬用に使われたオート三輪は、子どもにも大人気です。
ここで見学はちょっと一休みして、「道の駅・三本木 やまなみ」に入ってみましょう。ここでは、ひまわりの種が入ったかき揚げに温玉をのせた「ひまわり丼」がお奨めです。それに、朝採れ野菜たっぷりの「やまなみ丼」も、ボリューム満点です。おなかが満たされたら、鹿島台の「鎌田記念ホール(ポルバル)を是非のぞいてみてください。ここは、あのわらじ村長の名で知られる鎌田三之助翁の展示室です。「村づくりは人づくり」を信条にした彼の人生と、尽力した品井沼干拓事業の歴史を解説しています。
「松山ふるさと歴史館」も藩政時代の歴史を学べるところです。さらに、地元の人たちの誇りでもある、あのフランク永井まで知ることができます。仙台藩の重臣・茂庭家の藩政期の資料などが展示されています。そして、松山出身で昭和歌謡界を代表する、フランク永井の足跡を紹介した「フランク永井展示室」が古きよき時代を思い起させてくれます。大崎市古川にもどると、「吉野作造記念館」があります。ここは、古川が生んだ民主主義の先駆者、吉野作造の生涯と業績をわかりやすく紹介する記念館です。様々な角度から近年再び見直されてきている彼の思想や実像に迫ることができます。