レストランくんぺる
2014年にリニューアルオープンした「レストランくんぺる」は、JR東北本線新田駅にほど近い伊豆沼のほとりにあります。ここの自慢は、世界に誇る自家製ハム・ソーセージです。プリッとした歯ごたえ、柔らかい肉質、ジューシーで濃厚な味わいが楽しめます。それぞれに独自の美味しさをもつハム・ソーセージが盛り合わせになっています。このメニューには二種類の豚が使われています。
一つは、宮城県内で育てられた生産者の顔が見える豚肉です。この豚肉を原料とした「伊豆沼ハム」は、2006年に「SUFFAドイツ国際食肉加工品コンテスト」において、最高の金賞を計4品目で獲得しました。もう一つは、有限会社伊豆沼農産の登録商標である「伊達の純粋赤豚」です。こちらは10年前から香港に輸出しており、その柔らかさとジューシーさを世界に発信し、高く評されています。
「伊達の純粋赤豚」は、飼育が難しい品種だという。自社農場や指定生産者によって愛情込めて育てられた赤豚は、専任スタッフたちが全頭試食して、そのブランドを守っています。伊豆沼農産企画室の佐藤常務は、「この豚をもっと美味しく安定的に消費者の皆さんへお届けするために、まだまだできることがある」と、可能性について語っています。また、同社がここ数年力を入れているのが、「発酵母」を使ったピザやパスタなどの商品開発です。