許しがたい暴挙
先日、朝のテレビで、犬の散歩中に警察の職務質問にあった男が、激怒した挙句に連れていた犬を凶器のように首輪ごと振り回している光景を目にしました。犬と散歩しているところを見ると、普段はそう悪い人ではないのかも知れませんが、連れていた犬を錘にしてリードを振り回す行為は、どんな理由があろうとも許されるものではありません。幸いワンちゃんに怪我かなかったことが救いでした。
しかし、問題は怪我をしたかどうもさることながら、動物を凶器として使うというおこないは、人間はもとより、ワンちゃんに理解できるはずはありません。あのワンちゃんはどんなに心を傷つけられたことでしょう。こういう人は、何百万人に一人しかいないのかも知れませんが、それでも容認できません。法的な制裁以上に人間として世界中からバッシング受けることでしょうが、それにしても怒りが治まりません。
相棒のオヤジも同じ思いで、ボク以上に怒っていました。おかげで、その直前に放映された、「下水管に落ちた子猫を必死ですくい上げた女性の勇気ある行動」に対する感動が、心の中で相殺されてしまい、人間の様々な生き方としてしか印象に残らくなってしまいました。本来ならば、動物と人間のホットな関係が確かめられる明るい話題になっていたはずだからです。世界中の生き物に対して謝罪してもらいたい気持ちです。