毎度のお騒がせ
ようやくあの猛暑がおさまり、秋の気配が感じられる今日この頃です。この時期、私とムサシの楽しみは、床にゴロリと転がってうたたねをすることです。今年は例年になく猛暑が続いたので、いつもはヒンヤリしている筈の床も、かなり暑苦しいように感じ、心地よく眠れる日は少なかったように思います。それが、ここ10日ぐらいの間に、気温が平年並みにもどり、ようやく本来の昼寝ができると喜んでいたところです。
ところが、突然、あの「町内の皆様!お騒がせしております」というかん高い声が聞こえてきたのです。といっても、廃品回収のスピーカーではありません。そうです。それは選挙カーから流れる「お騒がせコール」でした。"お騒がせしています"というぐらい自覚しているなら、お騒がせしないように静かにすればよさそうなものですが、選挙ともなればそうもいかないのでしょうかね。
世の中の変化が激しく、瞬く間に新しいものに変わってしまう時代に、変わらないものは、ラジオ体操と選挙カーの候補者連呼ぐらいなものではないでしょうか。そろそろ、「連呼の回数やスピーカーのボリューム」と当否の因果関係について研究がなされてもよさそうなものだと思うのですが、どんなものでしょうか?「頑張っています」とか「あと一歩です」などという意味不明な連呼は、私たちにとっては、まさにお騒がせ以外の何ものでもありません。