仙台うみの杜水族館
東北最大級の展示規模を誇る「仙台うみの杜水族館」が7月1日オープンしました。この水族館は、鉄骨2階、延べ床面積9,900㎡、東日本大震災の津波で浸水した高砂中央公園をかさ上げして整備し建設されたものです。仙台市宮城野区の仙台港背後地で、仙台東部道路、仙台港ICに隣接しているため、アクセスにはとても便利です。世界三大漁場の一つ、三陸の海を再現した巨大水槽やイルカとアシカのステージなどで海の魅力を多彩に発信しています。
水槽約100基に約300種、約5万匹の生き物が展示されています。メインの施設は幅13m、高さ6.5mの巨大水槽でマイワシの群れやエイなどが泳ぐ姿が見られます。下から見上げる複数のコーナーもあり、透明な階段を渡るペンギンやホヤの養殖の様子を観察できます。国内数カ所でしか目にできないイロワケイルカ、国内最小種のフェアリーペンギンも見どころです。
記念式典には、アシカが金メダルを掛けて登場し、ゲストで2006年トリノ冬季五輪フィギュアスケート女子金メダリスト荒川静香さんにはさみを渡す演出もありました。そして、特別に練習したという「イナバウアー」も披露して会場を沸かせました。事業主体は特定目的会社「仙台水族館開発」(仙台市)。横浜八景島(横浜市)が、5月に閉館した宮城県松島町のマリンピア松島水族館から飼育員やイロワケイルカなど生き物を引き継いで運営します。