磊々峡のハートマーク
昨年の8月に作並温泉の「湯神が守る恋/作並温泉」が静岡市のNPO法人から宮城県内で初めて「恋人の聖地」に選ばれたことを掲載しましたが、今年1月1日に、なんとお隣の秋保温泉の「磊々峡のハートマーク」が、またまた「恋人の聖地」に認定されました。場所は、秋保温泉の磊々峡に架かる覘き橋から見下ろした場所でした。確かに、ここから磊々峡を眺めると、ハート型にくっきり刻まれた岩が見えます。
実はこのハート型の石の窪みは、地元では昔から知られていた自然の造形美ですが、昨年の春に磊々峡がライトアップしたとき、観光客に話題になったということです。その後、恋人の聖地のことを知った秋保温泉旅館組合が申請し、めでたく認定されたというわけです。「夕方など散歩がてら見に行くご夫婦も多いようですよ」と話すのは、篝火の湯 緑水亭の若女将高橋智子さん。
その後、覘き橋には「恋人の聖地モニュメント」が設置され、毎週金・土曜日に磊々峡ライトアップが行われました。旅館組合は今後、秋保の縁結びスポットなどを紹介する「AKIU恋人MAP」を作って配るという。高橋さんは、「間もなく紅葉のシーズン。これをきっかけに磊々峡の魅力を若い方々にも知ってもらえれば」と笑顔で話しています。横120㎝、縦75㎝、深さ30㎝ほどの「干上がることのない水たまり」は、「恋人の聖地」の名にふさわしい。