釜房ダム
100万都市仙台のみずがめといわれている釜房ダム。実際に、仙台市の水道水として使われている水源の約38%を占めていることからも、仙台市民にとって重要な水がめであることがわかる。釜房ダム管理事務所に隣接しているのが、同ダムについての情報を知ることができる「ふれあい学習資料館」だ。学校の総合学習で仙台から訪れる小学生も多いそうで、届いた感想が壁に張り出されてほのぼのとした雰囲気。
もちろん一般の見学者も入れるので、特に天気の良い日には、ぜひ対物の屋上へ足を伸ばしてほしい。ここから見える景色はまさに絶景で、山並みと湖面の雄大なパノラマが味わえる。同ダムは昨年からクレストゲートの試験放流を行い、一般公開を始めたばかりである(残念ながら実験は6月で今年は終了とのこと)。クレストゲートとは大洪水が起きたときにしか使用されないゲートのこと。昨年の試験放流では、県外からも多くの見物客が訪れ大好評を博したそうだ。
また、夏休みに合わせて7月にはイベント「わく☆ドキ 釜房ダム」が開催される予定。巡視船の湖面パトロール体験やダム提体の内部探検など、見学者が普段は見たり入ったりできない場所も見られる。事前申し込みが必要なものと不要なものとがあるので、興味のある方はホームページでチェックしてみてください。釜房湖の湖畔にある国営みちのく杜の湖畔公園は、花の名所として知られている。ボートの貸し出しも行っているので(3月から11月/有料)、これからの季節、湖面で涼風を満喫するのもいい。