お陰様で何とか踏ん張って来られました
今日2016年3月11日はあの東日本大震災から丸5年になる節目の日です。これまでの5年間は、あの災禍を忘れまいとして身を引き締めたり、一日も早く忘れようとしたり、複雑な思いで過ごしてまいりました。それでも、お客様の笑顔に助けられ何とか今日の日を迎えることができました。これまでご支援いただきました皆様に改めて感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。
被災地にとっても、当店にとっても、険しい道のりではありましたが、決して悲しい日々ではありませんでした。というのも、ある時は楽観主義者になり、ある時は現実主義者になったり、時には日和見主義者になったこともあったからです。そうした日常の中でふと気づいたことがありました。それは、楽観主義とは決して現状から逃避したり、投げ出したりすることではなく、生きるための智慧そのものではないかということです。
揺れ動く心に潤滑油を注ぎ、緩急をつけることで目指すべきゴールを見失わないように振る舞うことができたような気がします。もちろん、潤滑油とはお客様の温かい心であったことは疑う余地はありません。お客様が私たちの思いを大きく受け止めてくださったお陰で、笑顔の大切さにも改めて気づくことができました。また、時には肩の力を抜いて対応することができたのだと思います。今日の日を一区切りとして、これからも新たな気持ちで取組んでまいりますので、これからもよろしくお願いいたします。