ムサシもうんざりの猛暑
確かそんな暑い夏だったことを覚えています。まだ、手のひらに載るほどの大きさのムサシを熱中症から守るため、エアコンを全開にしたほどでした。それからも何度か猛暑を経験しましたが、ムサシ流の納涼術のお陰で、誰も熱中症になることもなくこれまで過ごしてきました。
今年も、例によってムサシ流の昼寝で何とかしのいでいますが、地球そのものが暑くなってきたのか、これからが思いやられます。夏が比較的短い東北は、8月のお盆を過ぎるころには、残暑はあるものの、そろそろ秋風が吹き始め、時には夏の暑さが恋しくなることさえあるくらいです。ところが、今年はちょっと例年とは様子が違うようで、そのうち涼しくなるなどということは到底考えられません。
それでも、ムサシは決してエアコンの使用は奨めたくないようです。その理由は、人間ばかりではなく、動物も一度快適な生活を手に入れると、昔の生活に戻るのが怖くなるため、体力が弱まってしまうからだという。その証拠に、昔もけっこう猛暑日があったはずなのに、今ほど熱中症にかかる人は少なかった。言われてみればその通りなのですが、それにしても昨今の暑さは尋常ではない。さすがのムサシもそれは認めざるを得ないようです。