蔵王観光シーズン
例年の蔵王エコーラインは、雪解けが進む4月下旬に開通しますが、今年は蔵王山の火口周辺警報のため、いつもより2ケ月遅い6月22日に全線が開通しましたし、待ちに待った観光シーズンがやっと開幕しました。同時にエコーラインから刈田岳山頂の蔵王レストハウスに至る有料道路・蔵王ハイラインも開通し、宮城県は7月末まで無料化しています。また、山形県も蔵王刈田リフトを8月末まで無料にしています。
蔵王周辺の温泉地では、宿泊者限定の「蔵王山麓温泉スタンプラリー」を7月18日(土)から9月30日(水)まで開催しています。期間中は、宮城県蔵王町、川崎町の宿泊施設51施設に宿泊すれば応募が可能ということです。専用はがきに宿泊施設そなえつけのスタンプを押して投函するだけです。応募者の中から抽選で200名に蔵王町、川崎町の特産品(2000円相当)が当たるそうです。
遠刈田温泉は、信仰登山の基地でもあり、湯治場としても歴史があります。慶長年間(1600年代)に、金堀りの金売り橘次が発見したとされるが、別の伝説では、大ガニとの戦いに敗れた大ウナギの尾が流れ着き、温泉が湧いたことから、「足腰の痛みに効く」と言われています。泉質は、ナトリューム・カルシューム・硫酸塩・塩化物泉です。現在15軒の湯宿があり、平成26年度の「にっぽんの温泉100選」にも選ばれています。