お母ちゃんのブチカマシに唖然
先日、NHKの「試してガッテン」というテレビ番組で、「食べて糖尿病大改善! 医師も驚く最新ワザ」というどこの家庭でも興味のありそうなタイトルの放送がありました。たまたま、一人でその番組を見ていたオヤジは、珍しくメモをとり、後でお母ちゃんに報告していました。それは、今までの常識、「運動・薬・食事制限」とは全く別の、「食べて改善」という内容だったからです。
その番組によると、なんでも私たちの体の中には、2㎏もの腸内細菌が棲んでいて、その細菌の中に糖尿病を改善させるすごいパワーを持ったものがいることがわかってきたという。そのメカニズムが働くのは、水溶性食物繊維をエサとしている腸内細菌に、食事の時にこのエサを与えると、すい臓に指令を送るスイッチが増えるという。ただし、食べ方にもコツがあり、まず、水溶性食物繊維が多く含まれる根菜類を先に食べ、次に魚を食べるという順序を守ることが大切だということでした。
そこで、お母ちゃんは翌日の再放送をスマホで撮影して確認しました。ここまでは、主婦の行動として満点だと思います。ところが、そこで得た知識を逆にオヤジに伝えるパワーがすさまじい。鰹の削り節を指さして、「お父さん!これも魚ですからね!」とオヤジに念を押している。オヤジは石巻生まれの石巻育ち、朝から晩まで魚を食べて育った人間で、いうなれば魚から生まれてきたようなものです。そのオヤジに向って「魚のいろは」を教えるとは、さすがのボク(ムサシ)も、ただ、唖然とするばかりでした。