宮城県美術館の「オープンアトリエ」
美術館とは、美術作品を見るだけと思われがちですが、宮城県美術館では、オープンアトリエ(創作室)といって、自由に創作活動ができる場所があります。ここは、技術のあるなしに関わらず、「何か表現してみたい」と思う人全てに解放されたアトリエです。個人ではなかなか持てないような大きな機材や制作に必要な各種の道具が用意されており、多様な表現分野の制作が可能です。
創作室での活動は、基本的に講座制ではありませんので、作りたいものが決まったら材料を用意して、自分のペースで制作に取り組むことができます。利用の仕方を詳しく知りたい方は、直接、創作室においでくださるか、電話でお問い合わせくださいとのことです。常駐のスタッフが美術や美術館に関わる相談をいつでも受けているそうですから安心してチャレンジできそうです。
施設の楽しみ方のポイントは、創作室での制作をよりいっそう楽しんでいただくため、「大人の図工」という実技と鑑賞のワークショップを実施しています。美術家や美術館教育普及部職員が進行役となり、季節やその時々のテーマに合う内容で行っているという。実施日は主に偶数月の第三日曜日です。制作を通して参加者同士の交流を深め、自分のアートの世界を広げるきっかけになります。18歳以上であれば、どなたでも参加できます。