マリンピア 松島水族館(その2)
その後、アラスカから来た4頭のラッコ、チリのマゼラン海峡からは海のパンダと呼ばれるイロワケイルカなど続々と人気者がやってきました。そのころ再びマンボウの「ユーユー」が飼育記録を更新して話題になりました。1000日を超えた時は、「松島町準名誉市民」の称号が授与され、1379日という当時の世界記録を更新して亡くなったときは、瑞巌寺より「夢満坊天洋友遊大姉」の戒名が付けられました。
1989年(平成元年)に「マリンピア松島水族館」に改称されると同時に6種類90羽を展示する日本一のペンギンランドがオープンしました。それからは、生物の展示を増やすだけでなく、通話装置を使ったダイバーによる水中給餌解説や夜間営業、宿泊体験を重視し、エンターティメント性のある展示で子供だけではなく大人も魅了してきました。こうした歴史と多くのファンを持つマリンピア松島水族館ですが、建物の老朽化に伴いフィナーレを迎えることになりました。
年末年始は無休で営業するので、是非家族や友人と懐かしい時代を振り返ってみてください。これまでご愛顧いただきましたお客様に感謝の気持ちを込めて、様々なイベントを開催しております。マリンピアで迎える最後のお正月をお楽しみください。主な展示イベントとして、アシカショー、アシカと握手、ペンギンの散歩、ペンギンの餌付け体験、バックヤードツアーなどが楽しめます。その他にも、おもてなしイベント、ステージイベント、ワークショップ、おもいで博覧会など盛りだくさんの企画が用意されています。