不便になったことで便利になったこと
先日、オヤジがぼやいていました。何に対してかというと、例の電話の音声案内についてです。電話をかけると話し中、仕方なくしばらくしてかけ直し、ようやくつながったと思うと、今度は、「○○の方は1を」「××の方は2を」...という音声が聞こえてくる。番号を選択すると、今度は「ただ今大変込み合っています。このままお待ちいただくか、後ほどおかけ直しください」という例の冷たい機械音である。
そうしたことは先刻承知の上で電話している筈なのですが、やはり、腹立たしい思いがします。特にボクの相棒は、どちらかというとあまり気長な方ではないので、苛立ちはひとしおです。今日も今日とて、あることを聞こうと思い電話したところ、○○の方は何番を」までは同じでしたが、そのあとが少しだけ違っていました。「電話がつながるまで3分ほどかかります」という案内でした。
これは新しい。以前よりだいぶ親切になったと感じたようですが、その3分が3年の間違いではないのかと?と相棒はボクに八つ当たりします。結局あきらめてしまい、その後は未だに電話していません。ボクが思うには、音声案内ができるようになって便利になったのは、企業の方ばかりで、消費者にとってはかえって不便になった感じです。もしかすると、会社よりも、持ち場を離れて長いコーヒーブレークを楽しむために便利にしたのかもしれませんね。図星でないといいのですが!