カレルチャッペック
仙台市泉区中山に、今年2月にオープンした「カレルチャッペック」は、季節の料理と特上の「とんかつ」を提供する店です。シェフの神宮哲夫さんは、40年以上のキャリアを持つベテランで、長くホテルのフレンチに携わり、料理長も務めていました。できるだけ宮城産の素材を使用し、安心して味わえる料理、自分で食べて美味しいと感じる料理を目指し、レシピを開発してきました。看板メニューの「とんかつ」は、岩手県北上産の「岩中ポーク」の旨味を最大限に引き出しています。
肉の厚さは、約2㎝もあるのに柔らかくて甘い。更に、衣を極限まで薄くし、ラード入り植物柚で揚げたあとしっかり脂を切ることで、余計な脂が残らないとんかつに仕上げています。そして、一番人気で、店の名がつけられた「チャッペックランチ」は、和食とフレンチが融合した昼食限定メニューです。品数は、ヒレカツ、ミンチカツ、前菜、特別栽培ひとめぼれ、みそ汁、デザート、挽きたて珈琲までついて1200円というお値打ち価格です。
静かな雰囲気の中で、洗練された技、選び抜かれた食材に魅了され、熟年のご夫婦、主婦グループなど、「落ち着いて食事を愉しみたい」という客層が多いという。この店のメインは、「岩中ポーク」ですが、蕪と人参のムース、穴子のエイカベッシュなどの前菜はすべて手作り。それに、デザートのショコラケーキ、やさしい甘さのアイスクリームも自家製、そして、ご飯は、特別栽培の減農薬米を使用し、おかわりは無料ということです。