南三陸キラキラ丼
以前にも紹介した「南三陸キラキラ丼」は、町内の海の幸、山の幸をふんだんに盛り込んだ丼メニューです。複数の町内飲食店やホテルで味わうことができます。東日本大震災の影響で販売中止を余儀なくされましたが、翌年2月に見事復活を遂げました。内容はというと、四季ごとに年ごとにパワーアップし、今では名物丼として町民や観光客から親しまれています。
春は「春つげ丼」、夏は「うに丼」、秋は「秋旨丼」、冬は「いくら丼」と季節代わりのメニューで4シーズン展開するようになりました。使う食材や具の最低重量、価格といった共通の条件をクリアした上で、町内の飲食店やホテルがオリジナルのトッピングで提供できるのだそうです。キラキラ丼が誕生したのは2009年で、南三陸町の飲食店組合や観光協会、南三陸町商工会などが、「地元の恵みを使った新名物を」と共同で考案したものです。
順調に知名度を上げてきたところに、あの東日本大震災です。多くの提供店が流出し、漁業も大きな被害を受けました。もう少し涼しくなると「秋旨丼」の出番がきます。脂の乗ったサンマの刺身やなめろう、カツオの刺身・たたきなど、秋の味覚がいっぱいです。価格は各店で異なり、1600円からです。そして、11月になると、キラキラ丼の名前の由来でもある「いくら丼」が登場します。