相変わらず愛くるしいコロ君
7月の第三月曜日は海の日ですが、塩釜市のみなと祭りが日・月の二日間にわたっておこなわれました。第一日目の日曜日は、あいにく朝から小雨でしたが、どういうわけか何時もより早く目が覚めたので、朝ご飯前にふらりと散歩に出かけてみました。少し早いとはいえ、いつもと変わらぬ景色の中をぼんやり歩いていると、見慣れた顔のワンちゃんが目に入ってきました。
それはコロ君です。見慣れているとは言っても、かなり久しぶりなような気がします。それでも彼は、いつものように駆け寄ってきて、私の側に座り込み愛くるしい表情を見せてくれます。お父さんの話では、片方の目が全然見えなくなってしまったということですが、それでも元気そうで安心しました。考えてみると、生前のムサシを知っているワンちゃんはコロ君一人になってしまいました。
お父さんに促されて立ち去るときも、名残惜しそうで、私ももう少し一緒にいたいと思ったほどでした。バイバイと手を振って別れた後も、何度も振り返りながら見えなくなりました。わが家のムサシは、人間の世界でいえば7回忌を過ぎたわけですから、コロ君との付き合いはかなり長いことになります。去っていくコロ君の後ろ姿に、長生きしろよ!と、ムサシも声をかけていました。