ウグイスがわが家を見限ったわけ
4月の末に、せっかくわが家の梅ノ木に現れ、2度ほど「ホーホケキョ」と啼いたかと思ったら、すぐにどこかへ飛んでってしまい、それきり姿を見せてくれません。表敬訪問にしても、あまりにもそっけないので、がっかりしていましたが、最近になってその理由がわかりました。やはり、あのムクドリとの因縁の対決が原因だったことがはっきりしたからです。
何しろ、ウグイスがわが家を訪れるのは春だけですが、ムクドリはわが家をホームグランドにしています。そのことはウグイスも承知しているのでしょうが、梅ノ木だけは、自分専用と思っていたようでした。そして、昨年までは、何とかその縄張りを守ることができたのですが、今年は少し環境が変わってしまったと感じたのではないかと推察されます。
というのは、よく見ると、梅ノ木のすぐ傍の大きな木に、ムクドリが巣をつくってしまったことが解りました。何時作ったのかは定かではありませんが、さすがのウグイスも縄張りを主張して、「ホーホケキョ」と啼くのは、遠慮せざるを得ないと感じたに違いありません。なにしろ、自分の1.5倍もあるムクドリに向かって、威嚇するのははばかったのでしょうね。どうやらこれが真相のようです。