ウグイス現る
つい先日、毎年来るはずのウグイスが全く姿を現さないので、つい愚痴ってしまったのですが、その声がウグイスに届いたのか、それとも、わが家のムサシの粋な計らいがあったのかはわかりませんが、4月28日の朝、目が覚めると、大きな声で2度ほど啼き声を聞かせてくれました。やっぱり忘れていなかったのですね。お陰でその日はいい日になりました。
ただ、残念なことに、滞在時間はほんの数分で、いかにもあわただしそうにどこかへ飛んでってしまいました。恨めしそうに空を眺めると、やはり、あのムクドリがなわばりを見回り中でした。しかし、考えてみれば、ムクドリにはムクドリの言い分があるのでしょうから、ウグイスだけをひいきにしてはいけないのかもしれません。それにしても残念です。
ムサシに言わせると、わが家の梅の古木は、それほど背丈が高くないうえ、枝の形もよいので、ウグイスが発声練習するにはもってこいのスポットなのだというのです。つまり、わが家の窓をめがけて発声していれば、何か異変があったときに、私たちが駆けつけてくれることをよく知っているからだというのです。小鳥たちの世界も結構大変なのですね。