サン・ファンフェスティバル
仙台藩主伊達正宗の命を受け、支倉常長ら慶長遣欧使節団が、仙台藩建造の木造様式帆船サン・ファン・バウティスタ号で石巻市の月の浦を出帆してから、今年でちょうど400年になるという。復元船を展示している「宮城県慶長使節船ミュージアム」が東日本大震災から立ち直り、11月3日に再開館するのを記念してサン・ファンフェスティバルが開催されます。
サン・ファン・バウティスタ号は、スペイン人スカイノと幕府船手奉行の指導・協力を得て、現在の石巻市で建造された洋式帆船で500tもあり、軍船や大型商船に向いているガレオンと呼ばれるタイプです。国産ガレオン船第一号のこの船は、杉材など材料は全て仙台藩内で調達され、800人大工、600人の鍛冶、雑役3000人を投入したプロジェクトでした。
サン・ファン館に隣接する屋外広場「石巻市サン・ファン・バウティスタパーク」を舞台に、11月3日と4日の両日開催される「サン・ファンフェスティバル」では、特設ステージにおいて、伊達武将隊やご当地ヒーロー、みやぎびっきの会有志のコンサート、地元の伝統芸能などが次々と登場します。仙台・宮城の人気ゆるキャラむすび丸も登場します。