仙台マーボー焼きそば
仙台市宮城野区の中華料理店に40年ほど前からあったという「マーボー焼きそば」ですが、最近、テレビで「仙台市民のソウルフード」として紹介されところ、一躍有名になり、地元仙台ではこれを仙台名物に育てようと、宮城県中華飲食生活衛生同業組合がブランド化を図り、加盟店38店舗で一斉に提供を始めました。それはどんなものなのでしょうか。
今回誕生した「仙台マーボー焼きそば」は、香ばしい焼きそばの上に、熱々のマーボーをかけた極シンプルなものです。仙台市内の中華料理店では、昔から従業員たちが賄い料理として食べていたものだそうです。それが常連さんの間で話題になり、隠れメニューがいつしか店の定番なってしまい、同時に他の店にも広まっていったといわれているとのことです。
この「仙台マーボー焼きそば」の定義は、1つ「マーボーを使い、具は限定しない」。二つ「麺は焼くか揚げる」。三つ「組合の認定人が認定したものとする」となっており、各店の個性やこだわりが楽しめます。具は店の自由としているので、甘口のマーボーあり、花山椒で辛みを強く出したものあり、ナスを主役としたものありと、スタイルは実に多彩です。