フランス料理 ナクレ
白を基調としたインテリアで、14席だけというこじんまりした、フランス料理「ナクレ」は、食事をしながら街並みを眺めることができます。シェフは北イタリアで修業を重ねてきた31歳の緒方さん。磨き抜かれた技と感性で、型にはまらない大らかな料理をモットーにしています。メニューは昼も夜も、「コース」「コース+ワインセット」のみです。
昼は11品、夜は15品ですが、献立表はありません。その日の最高の素材に、火を入れて、盛り付けと情熱を注ぎこむ。これがナクレ流ということのようです。肉なら約4時間、玉ねぎなら2時間近く火を入れて、自然の旨みを引出し、しかも、素材の持ち味を残す。その一品一品は、味わいが優しく、目にも優しい。まさに、これは皿に描いたアートです。
完全予約制で、すべてお任せというスタイルなので、席に着けば、会話と料理を堪能するだけ、というソムリエの佐藤さんは言っています。また、若いパティシエがつくるデザートも彩が美しくスィートです。出来立てのアイスクリームを含めて昼4品、夜5品と優雅な気分が満喫できます。若い息吹が鮮やかに香る癒しの空間を提供してくれるのが嬉しい。