作並の自然散策
仙台市街から車で40分のところに広瀬川の源流があります。この付近には、寛政8年(1796年)に開湯したといわれる作並温泉もあります。秋保温泉と並んで仙台の奥座敷とも呼ばれる作並の湯は、入浴後のしっとり感が持続することから、「美人の湯」といわれ、温泉ファンをはじめ、多くの観光客が訪れる景勝地でもあり、特にこの時期の深緑は格別です。
ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所からJR仙山線奥新川駅までの自然道「新川」は、約5㎞で、3時間30分ほどの散策コースです。三条大滝、布引滝といった大小さまざまな滝や清流に映る緑が楽しめます。奥新川駅から面白山方面にのびる「奥新川ライン」は、渓谷が広がる景勝地で、約3.6㎞、およそ2時間のコースです。奇岩や吊橋、大小の滝があります。
仙台ハイランド入り口付近から林道に入ると、「鳳鳴四十ハ滝」と呼ばれる瀧群に遭遇します。響き合う水音が伝説の鳥「鳳鳴」の鳴き声をイメージさせることからその名がつけられたということです。木々の緑が造り出す景観、「ゴリラ山」の愛称で親しまれている鎌倉山、少し足を伸ばして、レンガ造りの「ニッカウイスキー」に立ち寄るのもお勧めです。