ばーすでい利府菅谷台本店
石窯で焼き上げるパンを求めて連日多くの人が訪れる「ばーすでい」は、スペイン製の石窯を現地から職人を呼んで組み立てたものを使っています。釜の中は8畳ほどもあり、生地から手作りされ、この釜の中で焼き上げられます。赤外線効果により、短時間で表面はカリカリで中はふんわりと焼きあげることができるということです。
店頭に並ぶパンは定期的に入れ替えられ、月に2品ほどは新商品も並べられます。最近新しくメニューに加わった「山芋食パンのハムカツサンド」もその一つで、普通の食パンより少し小さめですが、生地の山芋を加わることで、耳までやわらかく、しっとりとしてきめ細かいパンに仕上がっています。はさむ具材は四角く厚みのあるハムカツとせん切りのキャベツだけ。
パン自体がなめらかなので、豊かな風味やハムカツの味を壊すことなく、ソースとキャベツがみごとに調和しています。他にも、お客様のリクエストで復活した昭和50年代に仙台でブレークした「ピーピック」が、今では人気の一品に育っています。どこか懐かしい思いでの味が丹念に作られ、受け継がれているところが嬉しい限りです。