鯛と波頭 笹かまぼこ販売一筋五十年
株式会社 すゞき物産
トップページへ
商品案内
会社案内
リンク
 店長の blog
<   2012年2月   >
日 月 火 水 木 金 土
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      

  • おかいもの
  • ちょっと一言
  • みやぎの見所
  • わが家のムサシ
  • イベント情報
  • オープンご挨拶
  • キャンペーンご案内
  • ホットな出会い
  • 一期一会
  • 大震災
  • 美味しいもの情報

招き猫
powered by Movable Type Movable Type 5.2.10

<<遠流志別石神社(おるしべついしじんじゃ) | ブログTOP | 9ヵ月ぶり再開(その2) >>

あざら

大根の茎漬けや菜っ葉漬けの古漬けを魚のだしで粕汁にしたものが気仙沼地方では好んで食べられています。「あざら」はその代表格でしょう。昔この地方に「あざら」という名の法師が住んでいましたが、その法師、石灯篭を一人で担ぐほどの力持ちでした。法師とは徳の高い僧を意味する阿闍梨(あじゃり)と呼ばれたが、それが訛ってあざらとなった。

そして、手荒なこと、豪快なことを意味するように変化したといわれていますが、「あざら」はこの阿闍梨法師によって伝えられた料理とされています。それだけに調理方法は豪快そのもので、冬から春にかけて、酸味が出てきた古漬けと脂ののったメヌケを大きい鉄鍋どっさりといれて炊き、みんなで集まって丼で何杯も食べました。

隣近所にも振舞い、お互いにわが家の味が一番だと自慢し合ったといいます。あざらはさめてもおいしく、翌日になって煮返すと更においしくなり、一度炊くと二、三日食べていた。酒粕が入っているため体がよく温まるので、冬の食べ物として好まれるが解かるような気がしますが、高級なメヌケが入っているのも食欲をそそるのでしょうね。

投稿者: みやげもの店主 | 日時: 2012年2月 3日 07:41 |