ムサシの予感が的中
わが家のひび割れたガラス戸を修理すべきか否やについて、ムサシの意見を聞いたことは前回お話ししましたが、あの忌まわしい大震災からちょうど7か月を目前にした10月10日の午後、かなりの揺れを感じる地震がありました。時間的には正午を少し過ぎた頃でしたが、時期が時期だけに思わず身構えてしまったのは私だけでしょうか。
人というものは不可解なもので、あの大震災など2度とおこって欲しくないと祈っている一方で、又近いうちに来ることを想定した行動をとっています。10日の地震が東日本大震災の余震なのかどうかは解りませんが、今度は悔いのない行動を取ろうと心がけているといえば聞こえがいいのですが、本当は日に日にその気持ちは萎えつつあります。
私の故郷である石巻市では、10月10日をもって避難所を全て閉鎖するというニュースを聞くと、時の流れを感じますが、本当は何も解決していないという現実から目を背けるわけにはいきません。雪の便りがちらほらと聞かれる季節、仮設住宅の防寒対策の遅れも問題になっています。ムサシの戒めはそういう意味を込めたものと受け取ることにしました。