仙台づけ丼
009年7月に誕生した仙台の新名物がこの「仙台づけ丼」です。東北大学大学院工学研究科の堀切川教授が、大分で食べたアジのづけ丼をヒントに、仙台の白身魚を使って調理するというアイディアから生まれたのだという。これに仙台寿司業組合の技術部長である寿司一ハのご主人、小山政義さんが協力して商品化されることになりました。
最終的には、仙台観光コンベンション協会と仙台市産業振興事業団、仙台市寿司業組合が手を組んで開発に取り組みました。決まりごとは、「地場の魚を使うこと」「宮城産米のすし飯を使うこと」「料金を明示すること」「各店の独自性をだすこと」「づけ丼を仙台名物になるように日々精進すること」であり、白身魚の漬けを使うことと食材の組み合わせや盛り付けは各店に任せる。
現在22店舗が参加しているので、食べ歩くも楽しいかもしれません。何しろ、宮城県は世界3大漁場の一つに数えられている三陸漁場を目の前に控えているという好立地にあり、200種類以上の魚が、気仙沼港、石巻港、塩釜港などの特定3種漁港に毎日水揚げされます。東日本大震災から立ちあがる姿を確かめながら、「仙台づけ丼」を味わってください。