広瀬川
仙台市を西から中心部を流れる広瀬川は、都市を流れる河川でありながら貴重な動植物が生息しています。この清流を守るための市民活動やカヌーなどのスポーツも盛んに行われますが、灯ろう流しや花火大会の会場としても利用され、初夏にはアユ釣り、秋には、芋煮会の会場にもなるなど多くの市民に昔から親しまれてきました。
灯ろう流しは、毎年8月20日に河川敷で行われ、絵灯ろうを流して祖先の供養を行い、コンサートや花火大会も催されます。そして、秋に行われる芋煮会は、宮城県名物のブタ肉入りでみそ仕立てが特徴です。また、平成21年には、20年ぶりに貸しボートも復活したので、市街地に近い場所でポート乗りが楽しめるようになりました。
このほか、広瀬川笹舟プロジェクトというとてもユニークな市民交流イベントがあります。これは、仙台七夕のシンボルの一つである笹を利用したものです。参加した子供たちを中心にして全長6mの笹舟を制作し、実際に笹舟に乗りこみ、川遊びを楽しむという催しで、毎年仙台七夕まつりの開催に合わせて行われるとても楽しいイベントです。