花山の「とろろ丼」
栗原市の花山湖畔にある特産品販売所「旬菜」では、花山特産の自然薯を使った「とろろめし」を食堂の新メニューに登場させました。岩手・宮城内陸地震の復興支援への感謝を込めて500円で提供しています。新米との相性もばっちりで早くも人気を集めています。味噌汁や卵でのばしたご丼ご飯に、沢庵、塩ザケのフレーク、刻みネギがついています。
待たずにファストフード感覚でかき込めるのが売りものだとか。米は店を運営する花山特産品即売所利用組合の狩野善典組合長が、迫川の源流水で育てたひとめぼれ「麗水米」に麦を2割混ぜたものです。とろろは10月に収穫が始まった自然薯を使用していますが、芋が真っすぐ下に成長するじかまき方式で、堆肥による有機栽培のため、天然ものにも勝る味の濃さが自慢だそうです。
花山地区では1985年に自然薯の栽培を始めました。地元では昔から正月に長寿や子宝を願い、とろろめしを食べる風習があったという。狩野組合長は、米も自然薯も地元で育てた拘りの食材なので、年間を通じて提供できる看板メニューに育てたいと話しています。営業時間は食堂が午前10時半から午後3時まで、直売所は午前9時から午後4時までです。