涼しげなムサシ
今日は久しぶりに午後から雨が降り出しました。雨の量は軽塵を潤す程度ですが、それでもひんやりとした風が心地よく感じられます。雷の音が強くなったと思うと少し時間をおいて雨足が強くなり、音が遠ざかると雨も小降りになるというパターンを何度か繰り返していますが、どうやらゲリラ豪雨の心配はなさそうです。
ただ、近所のレオ君は不安そうに鳴いているので少し心配していますが、ムサシの顔を窺った感じではそれほど心配ないようにも感じられます。その理由はレオ君もムサシと同様に雷の怖さはとくと学習しているはずだというわけです。そう言われてみれば、雷の音がかなり強くなってきているのにレオ君の声が聞こえなくなりました。
ムサシの嫌いなものは、花火の音、シャッターを閉める時のドスンという音、お祭りの鐘と太鼓の音、そして雷でした。しかし、彼はこれらを見事に克服し、晩年は殆どうろたえるようなことはなくなりました。そのムサシが涼しげな顔で言うには、"レオ君も場数を積むことで冷静に対処するようになって欲しい"というのです。