ムサシと並んで花火見物
わが家のムサシの嫌いなものの筆頭が花火であることは再三お伝えしてきました。彼の説明によると、「花火」自体が嫌いなのではなく、大きな音が突然すると、平穏な暮らしが脅かされるような気がして心が乱れるのだそうです。たまたま上がった花火の音があまりにも大きかったため、ムサシは花火が嫌いなのだと私たちが思い込んだだけのようでした。
つまり、大きな音を立てることや非日常的に見える異様な光景が嫌いなのです。その証拠に、お祭りの御神輿も結構苦手なのです。珍しいものを見せてあげようとして近づくと、かたくなに拒否する姿には頭をひねったものです。たぶん彼にとっては、親切の押し売り以外の何物でもないと感じていたのかもしれませんね。
その花火と御神輿の日が今年もやってきました。「第63回塩竈みなとまつり」が昨日の前夜祭に続いて本日は本祭りが行われます。昨夜は恒例の花火大会でしたが、花火が自分に敵対するものではないことを学習したムサシが、いつになく落ち着いて花火見物をしました。それというのも、わが家の二階の窓はささやかなムサシの特等席だからです。