みやぎの明治村(その2)
この町には「油麩丼」の味の決め手となる醤油の醸造店も2軒の老舗があります。登米大橋近くにある海老喜は、天保4年の創業で県内最古の醤油屋で、「本醸造醤油」は通販でも大変人気の商品となっています。このほかにも、酵母が生きた無添加の「生しょうゆ」、野菜のうまみを引き出している「もろみ漬け」など、逸品がそろっています。
もう1軒はヤマカノ醸造です。市内に工場があり、商品は観光物産センター「遠山の里」で買うことができます。登米診療所手前の中林食堂では、細くもっちりした自家製麵にまろやかなスープが絶妙な昔ながらのラーメンが食べられます。チャーシューの丁寧なつくり、刻みネギの甘さにも感心させられる、年季の入った完成品です。
ほかにも、旧登米小学校すじ向えに首藤屋という食堂があります。ここでは、地元産の野菜を使った「五目ラーメン」が売りものです。また、橋の手前の交差点の北にある佐々木精肉店は、養豚業を営んでいるだけあって、直売店として品質にこだわる「責任販売」をモットーにしているという。大きな枝肉をさばきながら売るという昔ながらのスタイルにも拘りが感じられます。自慢の豚肉を使った「豚メンチカツ」もまたいけます。