滝庭の関「駒庄」
加美町の西部、薬莱山のふもとにある薬莱リゾートの中に、滝庭の関「駒庄」という美味しいそばを出す店があります。ここは、薬莱山の美しい懐に抱かれた薬莱稿原の奥にあたる滝庭地区というところですが、かつては奥羽山形との往来を取り締まる立板番所が置かれていた由緒ある場所としても知られています。
「駒庄」は、築百年を超すという農家の建物を利用して、平成8年にオープンしました。大きな屋根と太い柱、梁、そして食事処には大きく切った囲炉裏があります。重厚な造りを見るだけでも、ここを訪れる価値は十分にあります。また、庭の水車も落ち着いた雰囲気を醸し出し、澄んだ空気と共にそばの味を引き立ててくれます。
そばの粉は北海道など国内産の玄そばを、その都度石臼挽きしたものを使っています。スタッフの畠山さんはじめとする総勢10人で毎朝手打ちしますが、微妙に個性が出たりすることもあるそうです。そば打ちはオープン時に職員が山形で修行して覚えた技術を継承しているとのことです。名物の「そば定食」は、そばの実、そばまんじゅう、そば海苔巻などそばづくしのセットが特徴です。