時は流れて
今日は、わが家のムサシが旅立ってからちょうど7年目に当たります。この間、あの東日本大震災があり、あれから4年という歳月が流れたことになります。そして、ムサシがこの家に来て私たちと暮らし始めてから、もう20年にもなるということになります。世の中の景色も、人の考え方もだいぶ変わりましたが、わが家では相変わらずムサシを中心とした暮らしが続いています。
ありがたいことにムサシは歳をとらないようなので、固まりかけている脳に新しい風を吹き込んでくれるおかげで、何とか体面を保っている感じです。改めて考えてみますと、人生の半ばを過ぎてから、突然やってきたムサシがこれほど重要なパートナーになるとは予想もしませんでした。しかも、今ではそれが当たり前のように定着し、完全に自分の中に同化しているようにさえ感じています。
他人から強制的に教えられたりしたことはすぐに忘れてしまい、学ぼうとする姿勢に欠けていた自分に、教えるのではなく気づかせてくれたのが、ムサシだったのでしょう。これまでの20年はそうした時の流れに乗って、じっくりと醸成されてきたのかもしれません。残されたこれからの期間、どんなドラマが待っているのかわかりませんが、今日のところは、かけがいのない相棒の存在を再確認しておきたいと思います。