科学地球儀「サイエンス・オン・ア・スフィア」
宮城県東松島市に今年7月に開設された「ディスカバリーセンター」では、化学地球儀「サイエンス・オン・ア・スフィア(SOS)を展示しています。この科学地球儀とは、海洋と大気に関する世界的な調査・研究機関であるアメリカ海洋大気庁(NOAA)が開発したもので、直径1.7mの球体に水平四方向からプロジェクターを照射して、人工衛星から送られてくる大陸・海洋・気候・天体に関するデータを映し出すものです。
台風の発生の様子や温暖化のシミュレーションなど、リアルタイムデータを含む400以上のデータを表示することができます。世界16ヵ国109ヵ所の科学館や博物館などで導入されていますが、日本国内では今回初めて東松島市に導入されました。ここでは、アメリカのNOAAからダイレクトに送信されてくる最新のデータを日々観察することができ、居ながらにして世界最先端の地球環境に関する情報に触れることができます。
被災地の未来を担う多くの子供たちが、この「サイエンス・オン・ア・スフィア」を見て、
最先端の地球科学や環境に関する情報に触れることで、グローバルな視点を養い、将来世界で活躍できる人材へ成長していくことが期待されます。すでに、7月から市民や観光客向けの一般公開プレゼンテーションや、市内の学校をはじめとする教育機関むけなど、団体見学プログラムといった展示事業が開催されています。