恋のお湯かけ地蔵
仙台の奥座敷と言われる秋保・作並温泉は、秋保大滝や二口渓谷など、宮城県の観光スポットとして知られているお馴染みの場所です。そのうちの作並温泉が、「恋人の聖地」に選ばれたというのです。そこは、作並温泉 「鷹泉閣岩松旅館」の向かいにある湯神社です。静岡市のNPO法人が、昨年7月に宮城県内では初めて選んだという「湯神が守る恋/作並温泉郷」です。
湯神神社は白蛇を祭り、もともとは商売繁盛の神様だということですが、縁結びや子宝の神様としても地元の方々から親しまれています。「恋人の聖地認定後は、カップルを見かけることが増えました」と、岩松旅館の村上里佳子さん。作並エリアにはほかにも、天女が舞い降りたという伝説がある鳳鳴四十八滝、ニッカイスキー宮城峡蒸留所など、「恋」を連想させるハッピーなところが多くあります。
8月下旬からは湯神神社と作並の5旅館、作並駅のラサンタに各1体ずつ計7体、お湯をかけると願いがかなう「お地蔵さん」を設置し、小瓶に詰めたお湯をかけて回る企画もはじまりました。「作並に来て入浴がてら歩いていただき、カップルだけでなく、ご夫婦、友人同士でも絆を深めていただけたら」と期待しています。「お湯かけ地蔵」の台座には「七つの地蔵を巡り 願いを込めて お湯をかけて下さい」とあります。