洋菓子ル・カフェ
石巻市恵み野1丁目にオープンした「洋菓子ル・カフェ」は、地域の活性化に貢献できる店づくりを目指しています。運営しているのは、B・Mスマイル株式会社で本業は、建物総合管理業ですが、震災で売り上げが減少したのをきっかけに、洋菓子店をオープンさせたということです。昨年末からは「港町石巻 焼菓子セレクション」の開発に取り組み、今年3月に完成しました。
ふわりと甘く香るのは、石巻の銘酒「日高見」で、卵たっぷりのふわふわのスポンジに、程よく染みこんでいます。お酒好きの人も、そうでない人も楽しめる優しい味です。このなんとも贅沢な「日高見吟醸ケーキ」を開発したのは、社長の平山雄一さんとメインパテエの柴田正幸さんです。また、海産物(たらこ・海老・青のり)を使った「三陸の幸クッキー」や石巻市万石浦の海水で作るミネラルたっぷりの「伊達の旨塩クッキー」は、海の恵みと洋菓子のコラボレーションが楽しめます。
更に、大きな栗がごろごろ入った「栗三昧」は、山の風情を表現しています。これらのクッキーと詰め合わせた「港石巻焼菓子セレクション」が、この3月に完成したもので、石巻のお土産として観光客から喜ばれているそうです。平山社長は「石巻には、銘酒や海の幸、自然の景観があります。それらの魅力を伝える商品を開発しようと思いました」と今日までを振りええりながら話しています。