仙塩エリアのサクラ
仙塩エリアのサクラの見ごろは、4月中旬から5月上旬にかけてですが、陸奥国一宮「志波彦神社・塩釜神社」境内では、国の天然記念物に指定されている「塩釜桜」をはじめ、ソメイヨシノやエドヒガン、ヤマザクラなどさまざまな品種のサクラが次々と開花します。奈良の平城京跡、九州の大宰府跡とともに日本三大史跡に数えられている「多賀城跡」のサクラも見ものです。
古代東北の中枢があった特別史跡「多賀城政庁跡」や六月坂地区が華やかなピンクに彩られます。また、春はもちろんのこと冬にも咲く「四季桜」が楽しめるのは、七ヶ浜にある「君が岡公園」です。太平洋を眼下に望む景観美とともに、品種改良されたソメイヨシノも見事です。利府町では樹齢200年以上といわれる「春日のベニシダレザクラ」も見逃せません。
杜とさかなのまち塩釜、歴史と文化の薫る多賀城などの仙塩エリアの歴史スポットは、宮城を代表する花の名所でもあります。そして、少し足を伸ばせば、松島の「西行戻しの松公園」や紅葉で有名な「扇谷」のサクラとも出会うことができます。長かった冬の寒さもだいぶ和らいできました。出番を待っているサクラたちも開花の準備に追われているに違いありません。