明日は彼岸入り
暑さ寒さも彼岸までなどと言いますが、ボクには三寒四温という言葉の方がぴったりするような気がします。どちらも、同じことを表現しているのでしょうが、季節は気まぐれですから、期限を決められると窮屈に思えてなりません。その点、三寒四温という言い方は、一歩前進、二歩後退も含まれているように聞こえるので、とても自然な気がするからなのかもしれません。
ただ、春の訪れを待ちわびている北国の人たちにとっては、もう今日からは春なんだと、思いたい気持ちが表れでると考えれば、なかなか趣のある言葉にも感じられます。オヤジもその一人で、この季節になると、気温には関係なしに、何かと身の回りを片付け始めます。たぶん、それは区切りをつけて、新しいものに取り組もうとする姿勢でもあるのでしょう。
かく言うボクも、けじめを付けることの大切さは実感しています。わが家のご先祖様にも、いろいろ報告したいこともありますし、最近疎遠になりがちなワンちゃんたちとの旧交を温める機会にしたいとも考えています。こうして考えてみると、お彼岸は、単にお墓参りをするイベントではなく、将来に向かってどう生きるべきかを自分に問いかけるよい機会なのかもしれませんね。