ムサシはとっくにお見通し
私のお弁当が時々手抜きされていることは薄々感じていましたが、最近は、手抜きどころか全く眼中になかったのではと思うようなこともあります。今日も、仕事を一段落させて、いざ昼食をと思ってキッチンに行ってみると、弁当らしきものはどこにも見当たりません。あまりに悔しくてムサシに愚痴ったところ、意外にも、ニヤリと笑っただけの反応でした。
ますますしゃくに触ってきたので、職場である店に、「お弁当ご馳走様でした!!」という、皮肉たっぷりのファックスを送りました。ところがそれに対して、「アハハ」の3文字のリアクションしか返ってきません。こちらは、「海よりも深く傷ついているのに」です。先ほどのムサシの薄笑いは、この結果を予測していたからに違いないと今更の如く感じました。
私にしてみれば、あの鬼嫁モードのお母ちゃんに、少しは反省してもらいたいと思ってとった行動が、「お弁当を用意しておかなかったからといって、何も食べるものがないわけであるまいし」という開き直りで返ってきたことが、より深手になってしまったことが悲しいのですが、ムサシは墓穴を掘った私を嘲笑いたい気分になっていたに違いありません。