笹竈(ささかま)誕生
このたび、当店では新しいタイプの笹かまぼこ「笹竈(ささかま)」をラインに加えることといたしました。このような商品名にしたのにはちょっとしたわけがあります。ご察しの通り「竈」という字は、鹽竈神社の「かま」という字で、笹蒲の「かま」とかけたものですが、このようなネーミングとデザインに決定するまでにはかなりの曲折がありました。
東日本大震災の際にお世話になった全国の皆様に対して、一日も早く復興のご報告をしたいと願っておりましたので、その思いを込めた商品をつくろうと考えて参りました。工場のスタッフも交えて協議を重ねた結果、やはり、奥州一之宮の鹽竈神社に因んだ名前が相応しいのではないかという議論になり、最終的にこのような商標名に落ち着いたというわけです。
「竈」は、かまどを意味する言葉ですが、「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、「味方」「仲間」という意味もあります。支援してくださった皆さまに対して親愛の情を表すのにぴったりだと考えたわけです。そこで、商品もこれまでのものよりふっくらと厚手で、ちょうど左右の手の平を合わせた感じに仕上げました。もちろん味にもとことんこだわりました。