長沼フートピア公園
伊豆沼の南に位置する長沼の湖畔に広い公園があります。公園に入ってまず目につくのが高さ21mの風車です。この「白鳥」をシンボルとする風車はオランダから直輸入したもので、専門技術師を招いて建設した本格的なものです。実際に小麦の製粉も行われているという風車は、春になると一面チューリップで囲まれ、一層オランダの雰囲気が漂います。
その下には、全長111m、県内一の長さを誇るローラー滑り台があります。また、園内を長沼に向かって歩くと藁葺き屋根のふるさと館があり、その先の展望台から下は長沼です。長沼は国内最大級のボート場でもあり、国際A級規格のコースになっています。そして、公園入り口にはふるさと物産館があり、ここでは特産品や産直の野菜が売られています。
ヨーロッパにおいて風車は、もともと小麦の粉を挽くための動力として使われていましたが、後にオランダで干拓による国土拡張が盛んになり、低地の排水を行うために使われるようになりました。最盛期にはオランダ北部には8000基の揚水風車があったといわれていますが、これがオランダを代表する風物詩になりました。この風車が長沼で回っています。