さすがは相棒
先日ちっと体調を崩してしまい大きな病院で検査をすることになりました。受付を済ませて待合室で呼ばれるのを待っていると、わが家のムサシとそっくりな黒いラブラドールが廊下を歩いていきました。ハーネスはつけていませんでしたが、明らかに盲導犬であることが一目で解りました。思わず声を掛けたくなりましたが、ムサシに止められました。
普段は知っている積りでいましたが、いざ現実に出合うと、つい可愛いという気持ちが先たち、「仕事中である」ことを忘れてしまったのでした。そこは、相棒のムサシがフォローしてくれたので、邪魔をしないで済みましたが、それにしても何とも凛々しい姿で、しばらく我を忘れて見とれてしまいました。ムサシも自分のことのように誇らしげでした。
いつも気になっていたことなのですが、わが家のムサシも、警察犬や盲導犬として活躍させてやりたかったという思いが、まだ心のどこかにあります。ただ、ムサシに言わせると、今も十分にそうした役割を担っているというのです。そういえば、彼のアドバイスにより事なきを得たという場面は多いわけですから、立派にその役目を果たしているのでしょう。