やんちゃ坊主でいてくれたら
先日、仙台市内のあるホームセンターに行く機会がありました。その店の名前が「ムサシ」だったことと関係あるのかどうかは解りませんが、かなり大きい店だったので、当然ペットコーナーがあると思い、袖看板を見渡してみると奥の方に確かにありました。早速足を運んでみると、いずれ劣らぬ器量よしのワンちゃんがケースの中に鎮座していました。
そのなかでも、ひと際目に留まったのは、「わが家のムサシ」と同じ黒のラブラドールレドリバーでした。しかし、彼はお疲れのようで、ガラスケースをトントンと叩いても目を覚ますことはなく、少し残念な気もしましたが、彼はムサシの幼い時のようにやんちゃ坊主であることが一目で解りました。といっても確たる証拠があるわけではありません。
とにかく、彼の寝姿は幼い時のムサシを彷彿とさせるに十分な存在であると感じたのでした。ムサシは、わが家に来て間もない頃には、先が思いやられるほどのやんちゃぶりで少し心配したものです。ところが、しばらくするとどっしりと落ち着きました。あの時、「もう少しやんちゃのままでいてくれ」と、どうして私は思わなかったのでしょうか。