ネパール・インド料理の「イエティ」
ネパール人シェフが作る本場ネパールとインド料理が楽しめる「イエティ」という店が気仙沼市田谷にあります。オーナーの小野さんは、トレッキング歴が長く、ネパールを何度も訪れ、現地で食べるカレーの味が忘れられず、店を開くことにしたそうです。開店からちょうど3年目になろうとした時に東日本大震災に見舞われました。
気仙沼は津波の被害が甚大で、店舗も車とがれきに囲まれ、内部には1.5mの高さまで浸水しました。3名いた従業員は地震を恐れて店を去りましたが、小野さんは再開することに迷いはなかったという。壁や床をリフォームしたころ、一度離れたネパール人従業員の一人が、友人夫婦を連れて戻ってきてくれました。そしておよそ5ヵ月後に再開できました。
カレーは、ターメリックやクミンなどのスパイスを組み合わせ、ニンニクや生姜などを加えます。オイルの量は控えめにして、さらっとしたカレーに仕上げます。種類はマトン、チキン、キーマ、野菜、ダールの5種類で、辛さは甘口からエクスとまで6段階から選べるようになっている。40cmほどの大きなナンは、タンドールという窯で焼いています。