わが家の防災対策
ムサシのアドバイスもあり、遅ればせながらわが家でも防災対策について話し合ってみました。まず、昨年の3.11の大震災の際、最も不足して困ったものは何かについて思い出してみると、食べ物や水ではなく、情報であることが浮かび上がってきました。もちろん、当面食べるものや水が確保されていたという状況にあったからなのかもしれません。
しかし、お互いに一番初めに頭に浮かんだのは家族の消息であり、これを確かめるには携帯電話が唯一の頼りだったのです。何とか全員の無事を確認したとはいえ、いつもお世話になっている人たちの消息も気になります。正確な情報を掴むことができれば、食べ物や水は、どんなことをしても手に入れることができるというのが結論でした。
ムサシもこの結論には納得したようです。そういえば、ムサシが元気なころに大きな地震がありましたが、ムサシは一気に階段を駆け下り、玄関ドアの前で待機しながら情報収集をしていたようです。その時は、自分だけが逃げ出そうとしているように見えたので、思わず苦笑してしまったのですが、行動を決めるのは情報であると言いたかったのでしょう。